うしなわれた ききゅうひこうじゅつ
アバタールの たんさくのじだい、そらに ふしぎなものを
みたという うわさが ぜんこくに ひろまっていた。
ミノックでは うしなわれた ききゅうづくりのぎじゅつを
はっけんしたという かじやが あらわれた。
こだいの いいつたえによると、これは ひとを そらたかく
のぼらせる ふしぎな のりものである。
げんざいでは、この のりもののきろくは なにも のこって
いない。
だが これが はっけんされたというちほうの のうふたちは
いまだに そのふしぎなものを うわさする。
ふしぎな きゅうたいが そらのうえで はっけんされ、
おとこたちの こえが そこから もれていた。
そして、とつぜん あらわれた それは、
ふたたび くものなかに きえた、というのだ。
なんねんも まえのことだが、それいらい、この ふしぎな
ききゅうを はっけんしたという ほうこくは ない。
うんめいのせんし
アバタールをもはんとして、ブリタニアは へいわと
はんえいの じだいをむかえたと だれもがおもっていたが、
とつぜんのひげきが ブリタニアをおそった。
ブリタニアを とういつし、おおくのききを のりこえ、
おおくの こくみんから あいされていた ロード・
ブリティッシュが ゆくえふめいに なってしまったのだ。
ロード・ブリティッシュは とうじ はっけんされた
ちかせかいへの たんけんにでかけ、そのまま しょうそくを
たってしまったのだ。
ひとびとは、こくおうは すでに なくなってしまったと
かんがえていた。
このとき、ブリタニアをおさめたのが、
ロード・ブラックソーンであった。
ストーンゲートのあたりに シャドーロードが
しゅつぼつしはじめたのも そのころだった。
シャドーロードは、ひとのこころを ねじまげ、
3つのげんりから ひきはなすちからをもった じゃあくの
けしんであった。
また、うずのちから”ボルテックス”をつかって、どこへでも
いどうできるとも いわれていた。
またもや、あんこくじだいに もどってしまったブリタニアは
アバタールの5どめの しょうかんをおこなった。
ブリタニアがほうかいする ちょくぜん、なんとか ロード・
ブリティッシュをすくいだし、ふたたび こくおうとして
くんりんしてもらうことに せいこうしたのだった。
だい1の あんこくのじだい
ロード・ブリティッシュの とうちの しょき、
モンデインという きょうだいな まほうつかいが
ブリタニアのちに おりたった。
かれは、じゃあくな ものどもに まほうのちからを
ふりそそぎ いのままに あやつった。
かれのために、くにじゅうが くるしみに みまわれた。
この おうこくに アバタールが さいしょにあらわれたのは
このような じだいであった。
かれは、モンデインをうちやぶり、ブリタニアの ひとびとを
すくったのである。
オシャレ!
上野公園での出来事。
ホームレスの老人が空き缶の入った袋やら荷物を抱えて歩いていたんですが、左手に提げているビニールバッグが風体に似つかわしくないカラフルなキャラクターものだったのでつい気になり近づいて見てみると、「ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険!/仔犬ダンの物語」のリバーシブル…っ!
あの映画が公開されたのは02年の年末だから、その老人はもう4年以上もあのビニールバッグを使い続けていることになる。きっとあのバッグの中には彼の生活に必要なものがすべて詰め込まれているのだろう。いわば、あの両面にミニモニと小汚い犬がプリントされたボロボロのビニール袋こそが老人の命綱!…そう思うと涙がとまらなかった。