高橋瞳BOXXシリーズ 6回戦

5月から始まった渋谷BOXXマンスリーライブもこの日が年内最後。
この一年間の集大成となる公演だけに、期待も不安も緊張感もいつも以上のものを抱えて臨んだわけですが、終わってみればこれがもう近年稀なほどの至福に包まれた激最高の音楽体験でありました!


序盤から「冒険者」「SKULL」「もうひとつの夜明け」といったキラーチューンを連発しグイグイとテンションを引っ張りあげると、続く「約束」「コトノハ」「僕たちの行方」では高橋瞳独特の身を切るような孤独な佇まいを強烈に見せつける。


折り返しで恒例の「日本のロック名曲カバー」シリーズ。
これまでのカバー曲を振り返って「いろんなカバーをやるたびに、そのアーティストさんの世界観にたまらなく憧れちゃうんだよね」とうれしそうに話す高橋。
「小さい頃に聴いてた思い出の曲」といって披露されたのは、斉藤和義の「歩いて帰ろう」。うわー!
もうこれは本当に「見事!」としか言いようがないですね。選曲もパフォーマンスもあまりにも見事。
なんかもう、夢でも見てるんじゃないかと思った。
美味しんぼ」で例えると、故郷・四万十川の鮎の天ぷらを食べて感涙した京極さんと同じくらい感動しました。



そこから先はもう、1曲ごとに歓喜と至福が渦のように押し寄せて、頭の中が喜と楽でいっぱいに染まっていくようだった。


ラストは「この詞を書いたときの気持ちを来年も、大きくなってもずっと忘れたくない」と語る「16」。
やはりこの曲には一方ならぬ思い入れがあるのか、万感の想いを込めて歌い上げる高橋の目には涙がキラキラと光っておった。


そして終演後はなんと、物販ブースに高橋瞳ご本人登場のサプライズ!
ぼくも調子に乗って握手してきましたが、手を握ってみると改めてスゲエ小さいんだなあと実感。なんかもう手首まで丸ごと掴んでるような状態だった。こんな小さい体であんな大きな歌を歌うんだ。すごいなあ。


今年最後にこんな素晴らしいライブを見せてくれてホントにうれしいですね。見事に有終の美を飾ってくれました。
高橋さん、今年一年ホントに楽しませてもらいました。
どうもありがとう!来年もヨロシクお願いします!(焼き土下座)


http://blog.sonymusic.co.jp/takahashihitomilive/2006-12-05