玉置のことになると饒舌

昨日の日記とかTKさんへのレスとか読み返してみたら、なんか僕がガンダム路線というかデビュー当初のカラーに否定的みたいな印象を持たれかねない感じがしたんでちょっと補足を。

ガンダムSEEDは1年間の放送の中で1クールごとに主題歌が変わってたけど、これは主題歌で物語の起承転結を表現しようとする意図があったことは明らかですよね。そういう意味では、物語の「転」と「結」を彩るタイアップ曲として『Believe』と『Realize』はこれ以上ないぐらいの理想的なアプローチだったと思いますよ*1。『Believe』のシリアスな疾走感と『Realize』の青臭い解放感がSEEDのクライマックスに大きな華を添えたのは間違いないでしょう。

そもそも、玉置が未だにガンダム歌手のイメージから抜け切れないでいるのも、このタイアップが余りにも見事で印象に残るものだったのが理由として小さくないわけで。僕だってこの2曲がなかったら玉置成実に興味持つことも多分なかったし*2、今でもコンサートに足を運ぶモチベーションの3割くらいはこの2曲が見れることですから。

しかしこの手のタイアップは、歌手の側にある程度のネームバリューが無いと歌手の印象が番組の後ろに回りがちになってしまう危険性が高いわけで、ここに来て足踏み感が漂ってるのもキャラ的なアピールを軽視した本格派志向のプロモーションが完全に裏目に出たってことでしょ。これはもう早急になんらかの軌道修正を行なわないと先は無いと思うんで、マジ海外進出とか寝言言ってる場合じゃねえぞと。とりあえずもっとTV出させて顔とキャラを認知させろと。

例えば玉置はティーンズ向けファッション雑誌のグラビアによく出てるんですけど、そういうのを読んでる層には割とキャラが浸透してるらしく、実際客席には玉置と同年代のギャルっぽい女の子とかそれなりの数いるんですよ。

昨日の更新でセットリストの一部分を抜き出して絶賛したのも、彼女のキャラクターソースが最大限に活用されてる点を評価してのことですから。あのセットリストに楽曲とキャラを両立させたプロモーションの理想形が示されてたような気がします。

*1:SEED3回くらいしか見たことない人間の意見

*2:第一印象は「オイなんだこの胡散臭え必死な女」。普通に僕と同年代くらいと思ってた