池上三国志

第4話にしてついに主人公の劉備への成り代わりが完了してしまいました。もう好きに生きたらいいと思います。だっておまえの人生だから。

とりあえず5〜6ページ目で登場するえらい近代的な中国地図に噴飯したんですが、他にも9ページ目「清流派」の解説が「王朝から宦官を追放すべし!と叫んでいた学識人」とか学研の中学生教材ライクな口調だったり、曹操がイチ将校の分際で「曹」の旗を掲げていたり(関羽がそれを見て「王朝の御旗」とか言っちゃってるのがまた!)と、複雑な気分になるポイントが随所に盛り込まれていて読者を飽きさせません。

あと関羽の素性が「悪徳塩商人を斬って故郷を追われた男」→「塩泥棒に身を落とした憂国の士」というのは上手いアレンジだなと思いました。