玉置成実@鶴見大学学園祭 その1

もし今日のライブに玉置初見の知り合いを連れて行ってたとしたら、どれだけヒドイことを言われても一切反論のしようが無いくらい最悪の内容でした。

1.Believe
2.Complete
3.day by day
4.Prayer
5.High School Queen
6.Realize
7.Reason
8.Shining Star
(アンコール)
9.Realize

まず衣装がダメ。黒のキャミソールの上に紫のファージャケットという姿で登場したんですが、いつまで経ってもジャケット脱がないんですよ。結局脱いだのアンコールのとき1曲だけで。これは露出が少ないからダメとかいってるんじゃなくて、身体性を武器にするパフォーマーが公演時間の大半をボディラインの見えない衣装着てるって致命的だろってことですよ。おかげで動きがすごい重たく見えてしまってました。

それとMCがダメ。タマちゃんのMCの悪いクセとして「『元気ですかー』と『盛り上がっていきましょー』の2種類しか言わない」というのがよく指摘されるんですけど、今日は本当にそんな感じでしたね。前回見たときはもうちょっと喋れる子だと思ったんだけどなあ。特に最悪だったのが終盤のMCでの「ダンサー8人に自己紹介させる→恒例の振り付け講座」という流れがひどく冗長で、ダンサーに一人づつ「特技は?」とか質問するんですけどそんなの誰も興味あるわけないじゃないですか。ほんと勘弁してくださいよ。

そして何よりセットリストが全然ダメ。一時間で9曲しかやらないライブなんだからシングル曲全部やればいいのに何を出し惜しみしてるんだか。ちょっと理解に苦しみます。



基本的に、ぼくはタマちゃんが「卓越したダンスと歌唱力をもつ本格派アーティスト」だとは全然思ってなくて、むしろそういう過大な存在を演じようとして四苦八苦する「拙さ」こそが魅力だと考えてるんですが、今日のライブに限っていえばその拙さがあらゆる面でマイナスに作用しちゃってるなと感じました。その「拙さ」をポジティブな方向に機能させるためには「装置」の存在が必要っていうのがぼくの持論なんですけど、今日はもう寝なきゃなんでまた明日にでも。