覇 -LORD-

スペリオールで好評連載中の武論尊×池上遼一によるご存知気狂い三国志、最近はいちいち言及するのも不毛というか面倒だったのでずっと話題にするのを避けてたんですが、ここにきて更なる急展開を見せておりいいかげん看過できなくなって参りました!


先週金曜発売の最新号では巻頭カラー(図々しい!)ということで気合が入ったのか、のっけから岩山と人と軍勢のサイズバランスが小学生の写生なみにとち狂った鳥瞰カットを挿入してみたり、呂布が女を攫って犯そうとするも足を槍で刺されたので捨てゼリフを残して逃げていくだけの小悪人(歌舞伎町レベル)に描かれていたり、呂布との戦いで傷を受けた趙雲が実は女(!)だということがバレたり(バレた理由:ズボンを脱いだら経血が垂れてた)と、稀代の奇書「反三国志」をも超越する大胆すぎるその歴史解釈はとどまるところを知りません。


そしてなにより、連載開始から半年以上がすぎていまだに黄巾の乱でチンタラやってる三国志作品というのもぼくの知る限り始めてです!この時点ですでに前人未踏の境地に達してるといえましょう。今のペースでいくと赤壁の戦いが終わるまでに15年くらいはかかりそうですね!早く終われよバカ!