アロハロ!2 松浦亜弥写真集


いやあ美しい。ただ美しいだけではなく、肉体の隅々にまで自らを美しくしようとする意識が行き渡り、強烈な自我に満たされた、美的剛性の非常に高い肉体ですね。余計なモノを削ぎ落として作り上げられた、「見られる者」としての機能性を追求したハイブリッドボディ。ただ、これは後藤にも言えることだと思うんですが、こうなってしまうともう、ただただ凄いモノを見せられてるという感があるだけで、萌えないんですな。いや別に萌えなくたっていいんですけど。


でまあ、そこで高橋愛の登場ですよ。高橋の肉体は一見スレンダーで均整の取れたシャープな印象でありながら、よくよく見れば実に良質な皮下脂肪に包まれています。鍛錬によって作り上げられた肉体ではなく、ナチュラルにそうなった、ということを窺わせます。


松浦や後藤の鍛え上げた肉体は自意識を乗せる為の器としての完成度を求めた成果品であり、これは成熟した大人の志向であると言えましょう。対して高橋のナチュラルな肉体は、そのものが未だ未熟な自我とか少女性というようなものの象徴であるとも言えましょう。


萌えというのは感情移入であり、感情の置き処があるものにこそ萌えられるわけです。松浦・後藤の肉体は自意識を満たす器であり、そこに他者の感情の置き場となる余地はありません。


高橋の肉体は未だ自我に満たされてはおらず、高橋自身の意識の及ばない余地=皮下脂肪が多く残されています。これこそが鑑賞者の感情の置き処となる部分であり、萌えの宿る場所であるわけです。




酒を飲んで書いたらいつになく気持ち悪い文章になりました!わざとだよ!