玉置成実 “Greeting” an Extra Order@かつしかシンフォニーヒルズ

ビートスピードみてえ


行ってきました。なかなか面白かったです。基本的に似たような味付けの曲が多いんで中盤微妙に飽きてきた部分もあったんですけど、全編通して気持ちよく踊ってきました。

そもそもチケットの購入動機の半分くらいが「アメリカ進出を果たした帰国後一発目の公演が葛飾」ってのが面白かったからで、かなりいい加減なテンションで見に行ったんですよ。一応CDとかほぼ全部持ってるんだけどレーベルゲートだから面倒くさくてあんまり聴いてなかったし。

ステージはバンド4人とコーラス3人、バックダンサーが10人(曲によっては20人以上に)というゴージャスな編制。下町の公民館クラスの会場とのミスマッチ感が絶妙です。

開演。一曲目のイントロと共にあややばりのポップアップジャンプで玉置登場。

玉置成実というと新曲のアー写(参照)にまさに象徴されてるような、年の割に大人びてお高くとまった親近感持ちにくい感じのイメージが強いと思うんですが、今回は髪をバッサリ肩口まで切って随分若返ったなあというか、年相応にかわいらしくなってました。これならタン付けで呼べそうな感じ。

パフォーマンスに関しては、やはりダンスが売りの玉置タンだけあって、キレのある動きと止め姿勢の美しさは目を見張るものがありますね。ただ、ダンスしながらだとボーカルの質が極端に落ちるんで、そのあたりをどう鍛えていくかが今後の課題だと思うんですが、現状の評価でいえば、与えられた楽曲の魅力をライブな場で充分に引き出せるほどの力はまだ無いかなあと。まあこのあたりは、「困難な高い壁に悪戦苦闘しながら成長していく少女の物語」という裏テーマを設定してやると楽しく見れるんじゃないですかね。

そしてシリアスなダンスアクトとは対照的に、MCではコテコテの関西弁でデレデレとした締まりのないトークを展開してくるあたりがすごい親しみが湧くというか、年相応にかわいらしくて萌えます。こういう「コワモテなイメージとベビーフェイスな実像のギャップ」ってのはこの子の最大の魅力だと思いますね。

それとある程度予想はしてたんですが、客層的にはコンサートというよりも「即売会」といった趣きが強く、ハローやボンブラなんかに比べて現場慣れした客の割合が圧倒的に少ないこともあって、全体としていまひとつレスポンスが薄い感じ。玉置タンとしてもやりづらいところがあったと思います。VTRコーナー明けとか曲始まってしばらくしないと立ち上がらない客が大半だったですからね。

中盤のコーナーで、その日誕生日のお客さんを3人ステージに上げてのフリースロー大会ってのがあって、優勝すると玉置タンとの2ショットポラ撮影&一緒にベンチに座って一曲歌ってもらえるという、ある意味罰ゲームみたいなファンサービス企画なんですが、優勝した女の子が曲中ずっと目が泳ぎっぱなしで面白かったっつーか普通に羨ましかったよ。