玉置成実@鶴見大学学園祭 その2

きのうまでのあらすじ
スカラベ徹マン明けの重い体を引きずって玉置成実を見に行ったら注文したのと違う定食が出た。

1stツアーではそれなりに面白かったはずの玉置コンがなんで今日はこうも最悪だったのか。帰りの電車ではしょんぼりしながらそういうことを考えてました。

1stツアーのときと昨日のライブとで決定的に違う部分が「装置」の有無であり、ここでいう「装置」というのは舞台上の装飾や特効という文字通りの意味に加え、生バンド&コーラス隊&バックダンサー×20といった人海戦術、さらにフリースロー大会やらリボンダンスやらコンセプチュアルな衣装チェンジといった演出面のギミックも含めた総合的な「手間と物量」のことを指してます(それと「ノってくれる客」ってのも加えられるか)。

こういった「装置」の存在に支えられての1stツアーは何が面白かったかと考えてみると、採算度外視という言葉すら超越したヤケクソ感漂う金満全開ステージ、そして明らかに身の丈不相応なステージを背負わされながらそんな気負いを微塵も感じさせず汗まみれの笑顔を輝かせて歌い踊るタマちゃん、そこには「金」「責任」「無邪気」「健気」といった様々な情念が浮かび上がり、それらが入り混じった結果あらわれる「狂い咲きの光景」、これこそが醍醐味であったなと。

それに対して昨日の学園祭ライブは、ごく普通の体育館*1でただ歌ってるだけというものなんですが、身もフタもない言い方をすれば地力の無さを思いっきり露呈してしまったな、と。まあなにぶんまだ若いですから、これから場数を重ねていけば良くなっていく部分は大いにあると思いますけどね。おなじ学園祭ライブでも前週のボンブラが素晴しかっただけに、余計に感じました。

それともう一つ、これはタマちゃんには何の責任もないことなんですけど、ぼくらが徹マン明けだったり風邪っぴきだったりしたせいで単純にテンション低かったのがよくなかったと思います!この点に関してはタマちゃんにはほんと申し訳ないです。ね!id:mosaiさん!

*1:土足禁止で事前にアナウンス不足だったためほとんどの客は裸足。上履き持参してる奴は相当熱心なファン。ぼくらはもちろん持参ですよ!