三国志大戦

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ここ2週間ほどこのゲームをやってます。

WCCF」等の流れを汲むフラットリーダー筐体式トレーディングカードゲームで、盤上に並べた武将カードを動かすことで画面上の軍勢をリアルタイムに操作して戦わせるというもの。騎兵・槍兵・弓兵といった兵種ごとの相性関係や士気ポイントを消費して発動する多彩な「計略」、さらに「伏兵」「一騎打ち」など様々な要素を巡る駆け引きが勝敗を左右し、またこれらが三国志の世界観を表現するパーツとしても上手く機能しています。


ゲームで使用する武将カードはすべて魏・呉・蜀・その他の4つの勢力のいずれかに所属していて、同一勢力で揃えたデッキを組むと士気にボーナスが付き有利に戦えるようになっとるんですが、三国志世界の「南船北馬」を再現してか勢力ごとに兵種に大きな偏りが見られます(魏=騎兵、呉=弓兵、蜀=槍兵 がそれぞれ半数を占める)。そのため、「機動力を生かした速攻型の魏デッキ」 「自陣を固めて一斉射撃で守り抜く堅牢な呉デッキ」 といった具合に戦い方に特色が出やすく、そのあたりの相性関係がかなりシビアに勝敗に反映されるので「絶対的に強い万能型デッキ」というのが生まれにくくなっており、「南船北馬」的な偏りが結果としてゲームバランスの維持にも一役買っているわけです。いや、ホントよくできてるわあ。


ちなみに3/31時点での自分のデッキは、張飛黄忠魏延孫尚香麋竺という荊州平定〜入蜀オファーあたりの劉備軍をいびつに再現したような編成です。プレイ開始当初は呉で組みたいと思ってたんですが(二十歳過ぎて蜀推しとか恥ずかしいじゃん!)、自分の場合なぜかカードの引きがやたら蜀に偏ってて、呉はカスみたいなのばかり出やがるので…蒋欽なんて3枚もいらねーよハゲ!



自分の過去のゲーム体験を遡ってこれに近い操作感覚のゲームを挙げるとすると、スーファミ「織田信長 覇王の軍団」(エンジェル)の戦闘シーンの操作方式が 「リアルタイムに複数部隊を操作」 「部隊ごとに目標地点をセットしてオート移動」 「部隊同士が接触すると自動的に攻撃」 「間接攻撃ユニットは停止中でないと攻撃できない」 など多くの部分で共通点が見られ、「もしや」と思わずにはいられません。ちなみに「織田信長〜」は累計売上一万本にも満たないと思われる超マイナーゲームです!