不思議なコイル@HOLIDAY新宿

http://www.teslakoel.com/html/Schedule.html
ゲテモノバンドが10何組も出演するアングライベント。
友人にタダ券余ってるからって誘われたので渋々。(金払って行くわけないだろ!バカ!)

ビジュアル系デスメタルに心霊系腐女子バンド、AV女優からホフディランまで百鬼夜行さながらの大変な騒ぎだったわけですが、22時過ぎに登場した石川浩司(たまのランニング)の神々しさに心を奪われました。

ワタナベイビーの出番に「パンツ一丁にジャンパー」姿で飛び入りしたときも衝撃的だったんだけど、本編ではウクレレ一本で歌とも独り言ともつかないうわごとのような弾き語りを披露。これが圧巻だった。
「オカマ同士のヒソヒソ話に みなみな心地よく騙されたいの」と歌う(このフレーズを40秒くらいかけて歌う)その表情のなんと無垢で純真なことか。目がキラキラしてるんですよ。20年間このスタイルを貫き続けてきた男の凄みがオーラとなって高潔なものすら感じた。これぞ真のフリースタイル。総合芸術。フランスですごい評価されそう。

あと、Deflina Ma'riageってデスメタルバンドのときに信者の女の子たちが最前でブンブン頭を振り回してる光景が、前日のハレパンライブでヲタがメガホン振り回してるのとフラッシュバックして楽しかった。

ハレンチパンチ 07年初ワンマン@morph-tokyo

ハレパンのライブは一昨年のガールズボックスと去年のゲームショウでちらっと見かけた程度で、ちゃんと見るのは今回がはじめて。

年末に買ったアルバムの出来に衝撃を受けて発作的にチケット取ったりしてかなり期待値高めてたんですが、ボーカル小笠原ちゃんが予想外に歌えてなくてガッカリしました。多分どこか調子悪かったんだと思う。本調子はこんなもんじゃないと信じてる。信じたい。

それとある程度覚悟はしてたことですが、客が五月蝿すぎ!歌を聴くどころの騒ぎじゃないって書いてる人がいたけど本当ですね。米騒動だ。ウリャオイ・ロマンス・ミックス・ダイブ・肩車と(「SAKON」の風魔忍軍的な)秘術を尽くした攻防のオンパレード、まさにここが最前線といった感じ。この手の現場は久々で免疫力低下してたんでかなり堪えました。でも「メガホン」のときのみんな一斉に赤いメガホンぶんぶん振り回すとこはなんかよかった。牛追い祭みたいで。

2〜3月もワンマンやるらしいので、懲りずにもう一回くらい行ってみようと思います。「メガホン」さえやってくれればいいんです。 この一曲があるだけでこいつらのことは信じられるんだ!

ゴールデンアイドルポップス大賞2006【投票】


ぼんやりしてるうちに年を越してしまいましたが、張り切って投票させていただきます。

MY WAY/玉置成実
晴れ渡る青空のような爽快なサウンドと伸びやかなボーカルに忘れていた新鮮な感覚が甦ってくる。すっかりトウのたった玉置もこのときばかりは処女に見えた。
コミュニケイション/高橋瞳
アニソンマジックが解けた2年目、自我に目覚めた高橋のストイックな個性が爆発した傑作。笑い合いたい!信じていたい!その為なら苦しくていい!(売り上げ的に)
SKULL/高橋瞳
ライブではすっかり定番となったキラーチューン。酔っ払いがふざけて書いたような歌詞が最高。
WORKING GIRL/Sister Q
前作「Step One」の歌詞と言ってることが全然違う!リリースしたシングル4枚すべて一貫性がなく行き当たりばったり、それでいて全部名曲というすごいユニットだった。合掌。
Ready to love/YUI
「愛し方などわからないけど誰にも負けないよ」とか、あんな仏頂面でこんないじらしい詞を書いてるのかと思うと抱きしめたくなる。
水色メロディ月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)
スマップとかが歌ってた90年代テレ東アニメ主題歌のような風情があって懐かしくも気持ちいい。
HONEY MARMALADE/ハレンチ☆パンチ
YUI絢香といった本格派系シンガーに引けをとらない実力を持ちながら、ギミック系アイドルユニットという修羅道に敢えて身を投じた小笠原朋美という子に興味津々です。
エレクトロ・ワールド/Perfume
徹底的かつ過剰にコーディネイトされた世界観に好き嫌いは分かれるでしょうが、その分完成度は突出してると思います。
青いバトン/福田沙紀
メロン記念日の「ENDLESS YOUTH」と島谷ひとみの「YUME日和」を合体させたような泣ける曲。
LETS' GO 楽天イーグルスDEF.DIVAと楽天イーグルス応援隊
でっかいの放り込め!満塁でもって行け!ヤケクソのような詞とアレンジになにか突き抜けたものを感じる。空を見上げるとフェルナンデスが微笑みかけてくれた気がした。


ハレンチパンチは今回初めてアルバムをちゃんと聴いてみたんだけど、いい意味ですごく印象を裏切られた。あのルックスでメンバー3人のうち2人がハタチ過ぎってのも意外だったし、「灼熱魔法かかる準備はOK?」みたいなトチ狂った作詞を自分たちでやってるってのはもっと意外だった。今後はもっと注目していこうと思います。

筋肉少女帯復活ライブ@リキッドルーム

友人の余りチケでのこのこ行ってきました。
ぼく自身は筋少ほとんど聴いたことないんで(高木ブーとかバトル野郎とか有名なのは辛うじてわかる程度)完全に他人事って感じで見てたんだけど、傍目に見てもすーごくいいライブだったと思います。なんかこう、ヒーローを見た気分。
全盛期のライブがどんなものだったのかは知らないけど、おそらく限りなくそれに近いパフォーマンスだったんではないか。やってる方も見てる方も当時と変わらない感覚だったんではないかと感じました。
オーケン自身は特攻服と付けモヒカンでキメた自らの風体を「ヤンマガに出てくるインチキなキャラみたい」って自嘲してたけど、ヒロイックなオーラを全身に漲らせててすごくかっこよかった。異形のヒーロー。
来年以降も定期的にライブやるならまた見に行きたいですね。高橋瞳もこういうの見に行ったほうがいいと思う。

川崎憲次郎

来春開催される玉置成実の高校卒業記念ツアーに先がけてアルバム・C/W曲限定のリクエスト企画をやってるんですが、これがワンクリックで手軽に投票できるうえに一人何回でもOKっていう超ファジーなルールなのでいろいろと心配です。1位になった曲はコンサートで歌うらしいんだけど、悪意ある集団がスクリプト投票とか使って「Truth」※を1位にしようとか画策したらひとたまりもないぞ!
※Truth…「玉置成実のレコーディングをプロトゥールスなしで行うとどうなるか」という無茶な実験をそのまま商品化までしてしまった完成度的にすごい作品
折角のベストツアーなのにTruthなんてお通夜みたいな曲歌われたらおれたちはどうしろっていうんだ。一体誰が責任をとるんだって話ですよ。たぶん山下達郎が断髪する。

命を燃やし飛び立つファルコ

今週の月曜に「のだめカンタービレ」のドラマをはじめて見ました。
原作も全然読んだことないんで予備知識ゼロの状態だったんだけど、
要するにのだめって子は山下清画伯と同じ系統の方なんですか?
おなかが空いたら親切な人におにぎりを分けてもらうシーンとかあったんだろうか。
今週はなぜ無かったけど、毎回最後は面が割れて町長さんや駐在さんに追いかけられて
お地蔵さんの影に隠れてやり過ごしたりするわけですよねきっと。
ああーもっと早く見ておけばよかった!
なんかもう来週は最終回だそうですが、たぶんラストは
「みんなが爆弾なんかつくらないでキレイな花火ばかりつくっていたら戦争なんて起きなかったんだな」
みたいな感動的なセリフで締め括られるのだと思います。やった!


あとこれは以前から薄々感じてはいたんだけど、今日の食わず嫌いを見てハッキリ認識しました。
相田翔子は、かわいい!36歳でもっ!全ッ然イケる!まったく!問題ないッ!!
バンザーイ!